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母たちの学園祭めぐり


[よ] 日常生活

少し前になりますが、大学生の子を持つお母さんに誘われて、大学の学園祭に行ってきました。
「一度は子供が通っているキャンパスを見学したい。学園祭は絶好のチャンス」とばかり、学園祭に行きたくて仕方ない親。ところがお年ごろの大学生の子供たちは、親を大学に連れてくるなんてとても恥ずかしくて嫌がるようです。
そこで、我慢ができない親のほうから私に白羽の矢が立ちました。

大学を卒業してすでに25年が過ぎ、キャンパスライフは遠い昔の記憶の中ですが、大学の門をくぐると一瞬で大学生にタイムスリップ。キャンパスではサークルや研究室などによってさまざまなイベントが企画されていますが、時間を超えて楽しいのはやはり食べ物の屋台です。
あちこちから「いらっしゃい、うちのフランクフルトは特別おいしいよ!」 「ポテトはいかがですか?3種類の味から選べますよ」などと声をかけられると、人気者になったと勘違いし、現実を忘れすっかり学生と同じ年に戻ってしまうから、タチが悪いです。

しかし、あるサークルが主催しているポテト屋でのこと。やたら元気な男子学生が、道行く人に「ポテトはいかがですか?チーズ味もありますよ!」と呼びかけており、当然私が通ったときも声をかけてきたのですが、そのセリフは「お母さんたち、ポテトはいかがですか?」
え? お母さん、って? と、思わず後ろを振り向いてしまいましたが周りには学生しかいません。
学生たちにとって、友人と私は「もしかして?」という微塵の疑いもなく、明らかに保護者だったようです。
一気に現実に引き戻され、その店では買わなかったという、大人げない[よ]でした。

実は、屋台の中で一番心惹かれたのは、ある行政団体が出していた「無農薬野菜販売所」。毎日のお弁当に欠かせないフリルレタスが欲しかったのにすでに売り切れで、販売スタッフに「レタス、もうないの? どっかに隠してるんじゃない?」と噛みつき、他の野菜をおまけさせたあたり、自他共に認める「おばちゃん」ではありました。

そして翌日は、別の友人の息子が通う大学の学園祭に潜入!
偶然ながら夫の母校でもあり、夫も「卒業して雰囲気が変わったか見てみたい!」と同行することに。
明らかに学生ではないメンバーが昼からビールをグイグイ飲みながら校舎内をウロウロしましたが、こちらは芸術学部だったので初心者でもなかなか楽しむことができました。
中で「コスプレで変身」というコーナーがあり、嬉しくてお姫様に変身してみたのですが、周りを見る限り参加者で最年長だったのは明らかです。

楽しさも、そしてちょっぴり悲しさもありましたが、これからもあちこちの学園祭をめぐってみたいと思います。

ガイドブック 変化 変身
詳しいガイドブックのおかげで
効率よく楽しみことができました。
母校の変化に興味津々。 こんな変身ができるのも
学園祭のノリならでは!
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