フードロス講習会
先日、「フードロスを防いでおいしくECOクッキング!」という講習会に参加しました。
講習会好きな私は、日程など条件があえばすぐに申し込みをしてしまい、日が経つと申し込んだことさえ忘れることも少なくなく......。
今回もすっかり忘れており、数週間後に案内メールが来たときは、なんのことだかわからず、あやうく欠席するところでした。
「フードロス(foodloss)」の定義は以下となっているようです。
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廃棄される食べ物のうち、本来食用になるはずだった部分の量を意味して用いられている語。
食品ロスともよばれる。
具体的には、食べ残しや調理の際の過剰除去などがフードロスと見なされている。
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この言葉自体はあまりなじみがなかったのですが、私の日々の行動は食べ物を無駄にしている、まさに「フードロス」状態!
実は身近で気になっている分野でした。
私の課題は主に以下となっています。
○安くなっていると嬉しくてつい大量に購入してしまい、買ったことさえ忘れて賞味期限切れ
→ 廃棄
○食べ切れないとわかっているのに、つい大量に作ってしまう
→ 冷蔵庫で腐ってしまい廃棄
○野菜や果物などのへたや皮のむき方が下手で、廃棄率が多い
→ 本来は食べれる部分も廃棄
「廃棄」とは言っても、あっさりゴミ箱に入れるほどの根性はありません。
世界には今日の食事さえなくて飢餓で亡くなっている人もたくさんいるのに、私は食べ物を無駄にしている、という罪悪感は大いにありますし、またその罪悪感ゆえ「いつか食べるはず」と、だらだらと長期間冷蔵庫に保存してしまい、庫内は食べられないものでいっぱい......。
特に、その生産者を知っている食材(両親が作ったものとか)を腐らせ廃棄するときは、いつも手を合わせて「ごめんね、ごめんね」と精一杯詫びながらゴミ箱に捨てています。
これらを少しでも改善するためにできることの一つとして、講習会では講義の他に調理実習もありました。
メニューはこちらです。
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<1>残り具材を使った手作りパン
<2>芯まで使い尽くすパイナップルジュース
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<1>は、少量残ってしまったひじきやウインナーなどを具材に、家庭に常備されていそうなチーズやプチトマトを加え、とにかくありあわせの材料で美味しいパンを作ろう!というもの。
<2>は、通常は廃棄してしまうパイナップルの芯の部分も、ミキサーで細かく砕いておいしくいただこう!というもの。
これまで見聞きはしてなんとなくはわかっていたことも、実際にやってみると「案外簡単にできるんだ!」とハードルが低くなるので不思議です。
フードロスの背景には、企業の政策や消費者の意識など、生産から消費までの過程にさまざまな問題があると思いますが、できることから一つひとつ実践したいと感じた、とても有意義な講習会でした。
今回の具はひじきとウインナー、 チーズやミニトマト |
同じ具材でも、作る人によって いろんな形のパンができるのも面白い! |
焼いたら、中身はこんな感じになりました。 |