下を向いて歩こう
初夏になり、少し汗ばむ季節になりました。
私が住んでいるところは、古い団地で高齢者が多いせいか、敷地内は花や緑がいっぱい。花壇の花々が色とりどりに美しく咲き、見ているだけでとても心が躍ります。
花壇の手入れは、担当が決まっているわけではないようですが、植物好きの住人の方がボランティアでやってくれています。なかでも、かなり広い範囲に多くの種類を年中咲かせてくれている、花咲か爺さんと密かにお呼びする方もいます。
実はわが母も、植物がどんどん成長するグリーンハンドの持ち主。引っ越してきてから、誰も手を入れず雑草しか生えていなかった場所を耕し、花やハーブなどを育てています。
植物の手入れをしていると通りかかりの人からよく声をかけられるそうです。
「お花きれいですね」や「通るたびに心が慰められます」など、ほめ言葉や感謝の言葉などをいただくようです。そういえば、花咲か爺さんもよくご近所の人と会話しているのを見かけます。花コミュニケーションとでもいうのでしょうか。
私も花に励まされる一人。この季節は、急に暑くなるせいかアレルギーが強く出て、肌が荒れたり顔が腫れたりして、外に出るのはできれば避けたい頃でもあります。人目が恥ずかしくて、歩く時もうつむきがち。それでも一歩外へ出てみると、花が笑っているので元気がでます。
横浜では桜はすっかり緑に変わりました。上を見上げる桜もいいけれど、下を向いてしまったときに目にとまる花々もいいですね。
毎日通るたびに出迎えてくれる植物たち | |
ときには近寄って眺めてみたり | |
色もとてもきれい この時季はキンセンカのオレンジ色が目立ちます |
少し前まではチュウーリップも 咲いていてかわいかったです |