きれいな字に憧れて
娘とともに書道教室に通い2年が過ぎました。
当時、小学2年生だった娘が「字がもっと上手に書けるようになりたい」と言うので、近所の書道教室(公文書写)を訪ねてみました。
体験学習後やる気になった娘は、かきかたと毛筆を学んでいます。
最初は、娘だけの習い事として考えていたのですが、大人に対しての指導もしているということで、以前から興味のあったペン習字を思い切って学んでみることにしました。
まず、最初にびっくりしたのは教材が充実していることです。
先生から教材内容一覧表となるものを一緒に確認しながら説明を受けました。
最初のAコースでは楷書のひらがなを学習し、Bコースではカタカナ……、Jコース(最終コース)では草書体。といった感じで、まるで、OJTでいう指導計画書のようなイメージです。そのうえで、かきかた、ペン習字は、毎週10枚程度プリントが渡され、教室や自宅で取り組み、翌週、先生に添削・フィードバックを受けるという流れになっています。
今、何を重点的に学習しているのかがわかり、また先にどんな学習を受けられるのかがイメージできるので、計画的に学習できます。
そして、指導する先生もこの教材に助けられていると言います。
指導する側にも、指導を受ける側にも、感謝される教材があるということに、指導教材や業務マニュアル制作に携わる者としても感慨深くなりました。
プリントは内容によっても異なりますが、1枚あたり10分〜15分はかかります。
1週間はあっという間に過ぎ、プリントに取り組む時間をどう作るかは、日々悩みどころではありますが、それでも毎日15分程度、字を書くということに集中する時間は、心地よかったりもします。
気持ちが焦っているときの字は、すぐ先生に見抜かれてしまうので、できるだけ「ゆっくり、丁寧に」を心がけ、字形、始筆、終筆、筆圧、筆脈などを少しずつ意識できるようになってきました。万年筆の書き心地やブルーブラックインクの風合いも気に入っています。
娘の方は、昨年、小学校の書写展に選ばれるなど、だんだん字を書くことに自信がついてきたようです。
また、毎週、先生から直接指導を受けるということがよい刺激になっており、「先生に褒められてうれしかったね」「この字、上手く書けたね」などと話すことも親子の会話の楽しみになっています。
最終コースまでもう一息。楽しみながら続けていきたいと思います。
ペン習字セットです。万年筆のインク交換も慣れました。 | 宿題のプリントです。今は行書体を学んでいます。 |
かきかたで、娘が書いた年賀状です。 | 書写展に選ばれた作品です。 |