厄除けだるま風鈴
「コロナ禍以来の夏祭り実施」のニュースも耳にするようになりましたが、先日友人に誘われ、川崎市にある川崎大師の「風鈴市」に行ってみました。
川崎大師はいつも遅めの初詣で出かけていたのですが、コロナ禍以降はすっかりご無沙汰、しかもいつもは極寒の時期に行くため「寒い寒い」と震えながらお参りしていました。今回初めて酷暑の中でのお参りは、いつもと違う新鮮な風景が広がっています。
風鈴といえば、小学校低学年のころ、夏休みの工作の宿題として、食べ終わったかき氷アイスのカップと鈴を組み合わせた素朴な「お手製風鈴」を提出した記憶が。
そんなことを思い出しながら到着すると、会場には全国各地から800種類20,000個の風鈴が飾られ迫力満点、どれも、競ったかのように涼やかな音色を響かせています。
昔より酷暑となっている昨今、夏は空調全開で過ごすことが多く、窓を開けて風鈴の音色を楽しむ機会も減っており、私も久しぶりに風鈴の存在を思い出したくらいです。
訪れたのは晴天の正午前後で一番暑い時間でしたが、たくさんの風鈴に囲まれ、少しは涼やかに過ごせました。
一緒に行った同郷の友人は学生時代にあちこち旅してきた仲間であり、当時のように何かおそろいの物が欲しくなり、川崎大師のお土産の定番「だるま」の厄除け風鈴をおそろいで買ってみました。
一つひとつ手書きで両目が描かれ、願いが成就したような穏やかな表情のだるま。年を重ね「厄除け」や「縁起物」などが気になるお年ごろとなりましたが、この厄除け祈願がされた風鈴で涼めば心強く過ごせることでしょう。
もし風鈴が破損しても、またこの風鈴市に訪れ「風鈴納め所」へ納めることができる、という、物理的にも精神的にも嬉しいサポート付で、うっかり屋の私を見守ってくれそうです。
■来年もぜひ訪れたい 川崎大師「風鈴市」
青空に涼やかな風鈴の音色が響き渡ります。 | ご祈祷されただるま風鈴たち 顔がみんな違って、みんないい! |
祈祷された風鈴 知っているとの知らないのでは大きな差! |
川崎大師といえば「くず餅」 併設の茶屋で冷たい抹茶と頂くのは格別です |
おそろいで買っただるま風鈴は 表情が似ています。 |
どこかで見たことがあると思ったら うちの猫の口元と似ているような……。 |