自分色に輝けますように
この春、娘が大学生になりました。
一般受験で2月末まで受験に追われ、推薦などで早めに合格を決めた友人たちに比べると、入学準備がかなり出遅れてしまい、とにもかくにも入学の手続き、とすっかり後回しになったのが、入学式で着るスーツや靴、かばんなどの準備です。
そういえば、高校3年の秋くらいからなぜか某紳士服メーカーからのDMハガキが娘宛に来るので、夫宛と間違えているのでは?、とぽいぽい捨てていました。
しかし、実はクーポンが盛りだくさんの宝のようなハガキのようで、すでに入学準備を始めた友人に「どこで買ったの?」と聞くと口を揃えるかのように、紳士服メーカーの名前が出てきます。
え??そこは男性用の店では?と思うのは一昔前で、今や女性物の取り扱いも普通とのこと。スーツだけでなく、靴やかばん、ストッキングまで必要な物が揃うし、家族割引きなどで、ついでに?父親や兄姉のスーツまで購入、というケースも少なくないようです。
出遅れたわが家、もう迷う時間もなく、友人からもらったお友達紹介クーポンを片手に向かった店には、同様に入学式のスーツを求める親子が数組ほど。
すぐに店員が寄ってきて「式だけでなく、すぐにインターンや就活が始まるため無難な黒いスーツが安心と思います」と適格なアドバイスをいただき、悩むことなく一番ベーシックな黒いスーツを購入しました。
私が大学入学から就職活動や入社式をした30年以上も前のスーツは黒より紺色が多く、その他にも淡いベージュや水色などの彩りの人も少なからずいたと記憶しています。
デパートや普段買っている洋服屋などで、いくつかの色やデザインから、ピンと来た1着を選び、靴やかばんにいたっては「普段でも使い回しができる」デザインを重視した記憶が。今とは風景がまったく違いますね。
高校時代の制服から脱皮し、個性を発揮する私服デビュー、のはずでしたが、予想通り入学式の新入生たちはまるで制服のようにおそろいの黒いスーツ。
わが子の見分けも難しいくらい、上から下までみんなそっくりさんでしたが、これからさまざまな経験を重ねて、少しずつ自分色に輝いてほしいと思います。
毎週のようにお誘い頂いた某メーカーの
クーポン付きハガキ |
ぴかぴかの定番黒スーツで入学式へ。 |
会場に向かう新入生と保護者たち | もはや制服のように、みんなおそろい! |