同窓会の火を絶やさず
大学の同窓会幹事の引き継ぎを受けたのは、2020年1月(→「きょう、いく」をめざして。)。
それからすぐに「新型コロナウイルス感染拡大」という未曾有の事態になり、同窓会も見送ること2年間。
しかし、今年は夏あたりに感染が落ち着き、あちこちで「3年ぶりの○○」とイベントの開催も始まっており、先輩1名+私を含めた同級生6名、計7名の幹事も、まず「やるべきか、やらざるべきか」と多いに悩みました。参加者の「安全」が最優先で、もしクラスターが発生などしたら主催者責任も問われることでしょう。
しかし、これまでの感染対策を参考に「工夫すれば開催できるのでは」ということになり、ちょうど感染者が減少していたこの秋に無事開催することができました。
同窓生は、上は90代の大先輩から卒業したばかりの20代まで年齢が幅広く、「飲食は絶対に避けよう」と、これまで昼食会がメインだったプログラムを変更。
幸い、先輩幹事のご縁で、ある方を講師に招き講演会、そして長年教鞭を執ってこられた先輩幹事の講演会と、「飲食を伴わない」プログラムで同窓会を進めることができました。
他にも、コロナ禍でわざわざ会場に足を運んでいただく参加者にどんなおもてなしができるか、手探りは続きます。
同じ関東地方に住んでいるとはいえ、学生時代のように授業で顔をあわせるわけでもなく、50代の私たちにもすっかりおなじみとなったアプリ「LINE」を駆使し、日時や会場の選定、担当者の振り分け、席次や名簿など、直接会わなくとも「三人寄れば文殊の知恵」、なんとかまとまってきました。
当日は、幹事7名に対し参加者は5名と小さな会になりましたが、互いの近況報告で親睦を深め、講師の話に耳を傾け、名残惜しくも、あっという間にお開きとなりました。
また、新たにタクシーアプリ「GO」にもチャレンジしてみました。
講演会のテーマに縁がある場所が近くにあり歩くには少し厳しい距離、そこでタクシーで移動することになったのですが、普段タクシーを使わない私たちは、CMでおなじみの「GO」に興味津々でさっそくチャレンジすることに。
私は会場の後片づけ担当で後から追いかけることになったのですが、先発隊の友人が「GO」で後発隊のタクシーを会場に配車してくれたらしく「今、タクシーを配車して、到着場所も知らせといたから」という連絡が。
会場の外に出ると、まるでハイヤー?のようにタクシーが待機、何も告げずとも勝手に集合場所まで移動してくれました。なんと便利な世の中、と大興奮です!
幹事としても小さな改善を楽しみながら、みんなで協力して進めることができたことはもちろん、なんといっても幸い誰一人感染することもなく実施でき、「やってよかったね」という結末となりました。
これで、同窓会の火を絶やさず次にバトンタッチできそうです。
今年のカレンダーもあと1枚と少し、実家への帰省や友人との集まりなど以前ならイベントが控えている時期です。
「コロナで難しい」と「あきらめる」ことにすっかり慣れてしまいましたが、今回の同窓会のように無理のない範囲で「あきらめないための工夫」も少しずつ増やせたらと思います。
ようこそ同窓会へ | 講師の話に真剣に耳を傾けます。 |
近況報告に花が咲き | 参加できなかった方々の近況は、 返信はがきに綴られた通信欄で(^^;) |
タクシーアプリ「GO」を利用して移動し、記念撮影! | 手土産は、大学が所在する地域の名産品を。 懐かしい味でおもてなし。 |