カンガルーに癒される
先日、富士サファリパークに行ってきました。
サファリパークといえば、ライオンやトラ、熊などの動物を間近で見ることができる、また、自分で餌をあげることができる、など、普通の動物園では味わえない醍醐味が特徴かと思われます。
今回、私もそれはそれで堪能したのですが、意外に楽しめたのは、なんとカンガルーたちです。
富士サファリパークには、アカカンガルーが柵の中に放されており、人間もその中に入って触れ合うことができます。カップに入った50円の餌を購入すれば餌をあげることもでき、カンガルーからの人気度はぐんと高まります。お腹の袋に赤ちゃんを入れている母親カンガルーもいたので、その微笑ましい姿を見たく、ついふらりと餌を買いカンガルーゾーンに入り込んでしまいました。
しばらく餌をあげながら、たくさんのカンガルーとお近づきになるべくがんばっていたのですが、よく観察していると、カンガルーのいろんな表情が見えてきました。
たとえば、仰向けに寝転んでお腹をかいているカンガルー(その姿は人間のお父さん方にも見られるかと......)。
そして一番笑えたのは、後ろ足で立ち上がって取っ組み合いをしているカンガルーたちです。果たして遊んでいるのか、それとも本当に戦っているのか......。
ボカボカとパンチもあれば、両足キックも飛んでいるようです。そして、そんな激しい取っ組み合いをしながらも、途中で立ち上がったまま体を掻いているカンガルーもいます。
私のこれまでのカンガルーに対する印象は、「お腹の袋の中で赤ちゃんを育てる有袋類で、おとなしくて愛らしい」だったのですが、そんな姿を見ると(動物園だからということもありますが)のんびりと気ままに生きている、なんとも人間臭い印象に大変身してしまいました。
カンガルーたちの無邪気な?取っ組み合いを見ていると、「最近、真剣にだれかと喧嘩したかな?」とふと自分に問いかけたりします。
「激しく喧嘩はするけれど、そのあとでまた元の仲良しに戻れる」そんな本能のままに生きているカンガルーに大ウケをしながらも、非常に癒されたひとときでした。
サファリパークといえば、迫力ある こういったシーンが浮かびますが |
今回、私の中の主役は、こちらです。 |
お腹の袋から赤ちゃんが顔を見せる、愛らしい姿! | 餌を持っている[よ]は、人気者です。 |
突如始まる、激しい取っ組み合い。 | かなり激しく、ポカポカやっています。 |
でも、けんかの合間にも、お腹をカキカキ | こちらはくつろいだ姿勢で、カキカキ......。 |