目覚まし時計と朝の戦い
先日、目覚まし時計を買いました。
最近では携帯電話のアラーム機能を目覚ましに使っているという人も多いようです。スムーズ機能もありますし、曜日ごとや好きな曲を設定することもでき、さらには出張や旅行へ行った場合もそのまま使えるのがとてもいい。
私は学生のころ(まだ携帯電話が普及していない時代です)、3個以上の目覚まし時計と毎晩のおまじない(「枕を起きたい時間分たたく」とか「門番さん、お願い」と言うとか)をして翌朝に備えていました。毎日アラームの大合奏。でもまったく効果がない日もありました。毎日同じ音では慣れてしまうし、何個もセットするのは面倒......その心の声は万人の思うところだったのでしょうか、今ではそれが携帯電話一つでできてしまうのですから、本当に便利です。また、そんな携帯電話に対抗してか、時計のほうでもいろいろな機能を備えたものがあるようです。震えたり、動きまわったり、光ったり、匂いを発したり、体のリズムを認識したり......
さて、購入した時計は、セットした時間に「ピピピ」となるだけのシンプルな目覚しです。
買うきっかけは、その時計が好きなキャラクターだったというですが、今使っている携帯電話のアラーム機能に満足していないことや、最近そのアラーム機能を駆使しすぎた設定に飽きてしまったことも要因の一つです。そして、機能にあまえず起きることができるように、自分を鍛えようと思いました。
携帯電話のようにやさしい音楽を設定できないので、無情な「ピピピ......」という音で眠りを妨げられます。そして止めて2度寝......「でももうこれは2度と鳴らないから、危険!」と心で思いながらも目が開きません。手首や足首を動かして目を覚まそうとしますが、ダメです。ほふく前進でテレビの前まで行き、電源をいれます。私は朝からテレビを見ることが嫌いなので一気に不快になリますが、テレビから聞こえるいろんな人の会話を聞いているうちに意識がはっきりしてきます。
話はそれますが、一番目を覚ましやすいのは大音響でも激しいリズムでもなく、人の声だと私は思います。小さいころ母が起こしてくれる声がだんだん怖くなると起きられたので、声のトーンなども関係があるかもしれません。
目覚ましに頼らず、時間通りにぱちっと目が覚め、「今日も頑張ろう!」という気持ちになるのが理想です。朝すっきりと目が覚めるためには、前夜の睡眠の質が大事で、それもいろんな策が論じられています。私は日頃、帰宅してから3時間の間に食事、お風呂と慌ただしく過ごし「とりあえず寝る!」と床についていますが、もっと優雅にリラックスして寝るようにすれば、もっと気持ちよく朝を迎えられるのかもしれません。そうは思いつつも、なかなかできないのが現状ですが......