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美容院へ行ってきました。


[ま] 日常生活

快晴の土曜日、美容室で髪の毛をカットしてきました。

と、1行で済むお話なのですが、私にとっては存外大変な出来事でした。

問題点が2つあります。

1つは、最近異様に美容室が乱立していることです。自宅から便利がいい元町、関内、みなとみらい、と3カ所に絞って考えるとしても、本当に多くの美容室があります。まず、どこのお店に行くかを決めるのにも、時間がかかってしまいました。友人はすご腕の美容師さん一本に決めているようで、その人が転勤・転籍するたびに美容室を変えているそうです。そうやって決めてしまうのが、本当は楽なのだと思います。1年半前までは私も同じ方法をとっていましたが、私を担当していた方が退職されたので困っていたのです。

2つ目は、私個人の問題なのですが、美容やファッションに関する知識が欠落しているのです。むしろ皆無といってよいかもしれません。blogやwikiの違いは分かっても、「レイヤー」と「シャギー」の違いは見当もつきません。(言葉が違うだけで、髪の毛を梳くことを指しているとは思っていますが......)また、「ターキー」と「フォアローゼズ」の差違は把握できても、「サンダル」と「ミュール」の区別がついていなかったりします。

知人に洋菓子・和菓子の種類を問わず、甘いものを全て「まんじゅう」と総称して話す男性がいましたが、お洒落に関する知識は彼の中の「まんじゅう」と同じレベルだと思います。

しかし、放置していると髪の毛はどんどん長くなり、頭が重たくなってきます。今回は、元町の仲通りのお店へ行ってきました。

まずは、お店に入ってカットしてほしい旨を伝えました。希望項目は2つだけです。

・結べるだけの長さを維持してほしいこと。

・後は担当の方に一任するということ。

これだけしか話さなかったのですが、かえって美容師さんは戸惑った顔つきになりました。その時は肩甲骨の下程度まで長さがあったのですが、一口に「結べるだけの長さ」といっても、何センチ切るかということまで、指定しないといけなかったらしいのです。一言「お好きなだけ切ってください」と伝えたら、美容師さんは大笑いしていました。

一連の作業の中で雑談を交わしていくうちに、私が非常に面倒くさがりで髪の毛にそれほど関心がなく、またこだわりも無いことを、美容師さんは把握してくれました。髪の毛が細い割に分量が多い事も気がついたらしく、適切に梳いてくれました。「多いようなら減らしちゃってください」、と伝えたような覚えがあります。

作業が終わるまで1時間半程かかりましたが、美容師の方によくわからないまま不案内な指示を出すこともなく、その場で考え込むような質問をされるもなく、さっぱりとした頭になりました。

いつも細かいことについて意思決定を求められるたびに困惑していましたが、今回担当してくれた美容師さんは適切に自己判断して黙々と作業してくださるところも良かったです。(エンドレスで話し続ける美容師さんは、ちょっと困ることが多いのです......)

会計時に、私はものぐさなので数カ月後にまた来ることと、次回もお任せで、ということを伝えて帰ってきました。今回の美容師さんが今のお店にいる限り、今後はさっさと散髪に行けるようになることでしょう。

5月の連休前にすっきりした頭になれて、本当に良かったです。

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