更年期、みんなで悩めばなんとかなる
転職しナビゲートに入ってはや17年。気づけばスタッフの中では一番の年長に。
齢50を過ぎ、これまで経験のない、なんとなく体調が優れないことがぽつぽつ出てきました。
「明らかに悪い」というわけではなく、病院に行くほどでもない。
そもそも何科にかかるべきかわからず、時間が経つうち、忘れた頃にまた来る不調。
例えば
○やたら暑がりで、夏は頭頂から汗が滝のように流れているくせに、暑さのピークが過ぎると誰よりも先にダウンやニットを着込む寒がりに急変
○暴飲暴食をしたわけでもないのに、突然胃や腸が痛くなり、倒れ込んだまま数時間動けなくなる。日によって胃だったり、腸だったり、私の内臓はどうなっているのか?!
○普通に生活しているのに、電車で立っていられないほどだるい
○突然手がしびれ始め、その後半年間、転院しつつMRI検査など複数回したが、結局原因不明
○ちょっと張り切って力むと、ちょい漏れしたり......(友人談)
○みんなで畑をレンタルしない?更年期には「土いじり」が効くって聞いたので......(友人談)
挙げたらきりがなさそうです。
原因不明だと医師からも「更年期ですね」で片づけられがちなのが辛いところ。
血液検査で女性ホルモン値を調べても「出てますね、年齢相応ですが(苦笑)、ホルモン治療の必要はありません」と返され、ならば漢方だ、と漢方の病院を駆け回ったこともあります。
そんな悩みの強い味方は、同じ年ごろの女友達。
最近の話題に欠かせないのはこんな体調不良のこと。出るわ出るわ、体調不良のオンパレードです。
中でも、眩暈や過呼吸で外出先で倒れ込んでしまった友人、あちこちの病院で検査をしてもどこも悪くなく、女性ホルモン値もそこそこ。
原因不明のまま、先日はついに救急車で病院へ。それでも原因は不明で、結局「更年期かなあ......」とのこと。
治療法もなく、周囲からは「どこも悪くなのに仕事や家事をさぼっている」と思われるのが怖くて、ムチ打って仕事に家事にいそしむ私たち。
せめて自分へのご褒美を、とつい甘いものを食し、中年太りへまっしぐら。
それでも、
「あ、私もあるある、その症状!やっぱそんなお年ごろ?!」とみんなで語り合うだけで、心も体もずいぶん楽になるような気がします(最近はもっぱらオンラインですが)。
胃腸だって、大病ではなくちょっと痛いお年ごろ、みんな痛いなら怖くない。
私にとって、一番の薬は「同世代の友人とのおしゃべり」のようです。
そんな私を知ってか知らずか、週末の友人とのウォーキングなどにホイホイ出て行く私を快く送り出してくれる家族。実は、家族みんなで更年期を乗り切っているのかもしれません。
最近、このような更年期の症状に耐えられず離職するケースが少なくないと聞きます。
当社の場合は健康第一で、勤務時間中の休憩や通院も認められているので、働きやすいほうかと思いますが、更年期障害は個人差も激しく、世間ではまだまだ理解が得られていないように感じます。
定年もどんどん延長され、働く時間が長くなったいま、誰もが通る通過点と言えるでしょう。
もろもろの症状と付き合いながらも、自分なりに工夫しつつ明るく乗り切っていきたいと思います。
猫に見張られながら、ベランダで細々と 「土いじり」をしています。 |
少しでも穏やかに過ごせるよう、 ヨガも続けています。 |
新型コロナウイルスが流行り始めた頃にわが家の一員になった猫。 あどけない表情に家族みんなが癒されているようです。 |