揚げ物デビュー
主婦歴8年となりましたが、なかなか料理に自信が持てません。
特に揚げ物料理に関しては、スーパーのお総菜を買ってばかりで、恥ずかしながら今まで家で揚げ物をしたことがありませんでした。
夫に、揚げたてのトンカツが食べたい!とリクエストされても、高温となる油が怖いし後片づけも面倒そう、1回の油だってけっこう使う、揚げ物をしているとき幼い娘に台所でちょろちょろされるのも怖い......など、いろんな理由を並べて、揚げ物料理を自分から遠ざけていました。
ところが、そんな私の気持ちに変化が訪れました。
先日、実家に遊びに行ったときに母が揚げたてのトンカツを夕飯に出してくれて、そのおいしさに感動したことと、母に「揚げ物くらいできるようになりなさい!」とビシッと言われたことでした。
そばにいた夫は、「家に揚げ物用の鍋だってあるんだしね」と一言。
そうなんです。
実は、数年前に友人の結婚式の引き出物でもらったカタログギフトで、揚げ物用の鍋を取り寄せたことがありました。
当時の私は、この鍋なら温度計も付いているし、油はねがしない作りになっているので、私でも揚げ物ができるかも!と思ったのですが、案の定しまい込んだままとなっていました。
夫に言われて、しぶしぶしまい込んでいた揚げ物用の鍋を引っ張り出しました。
その他にバット、使用済みの油を保管しておく容器、残った油を固める凝固剤などを一式揃え、ある日の日曜日にトンカツに初チャレンジしてみました。
料理本をもとにお肉の下準備をし、あとは揚げるだけ。鍋に油を多めに注ぎ、温度計が180度になるまでにらめっこです。
もうそろそろかな?と恐る恐るお肉を鍋に入れてみました。じゅわー、パチパチと音を立てて、あっという間にこんがりときつね色になりました。
揚がったお肉を取り出して、次のお肉を入れて......と奮闘すること15分。コンロの火を消すと、緊張が一気にほぐれました。
さっそく揚げたてを食べてみると、なんというおいしさでしょう!これは、ちょっと大変でもやる価値はあると実感しました。
後片づけも思っていたよりもスムーズにでき、やればできるじゃんと自画自賛した出来事でした。
初チャレンジのトンカツです。 | 2回目は、からあげとフライドポテトです。 |