退院しました。
4月中旬に退院しました。
お客さま先に伺えるのはまだ先になりそうですが、ぼちぼち職場には復帰しています。
ご迷惑をおかけしてしまったお客さま、励ましのメールをくださった皆様、奮起して支えてくれたスタッフ、大きな代償を引き受けて静養させてくれた家人に、心から感謝です。
この場を借りてお礼申し上げます。
おかげさまで、日常生活にはほとんど支障がないまでに回復しました。ただ、やたらと疲れやすいのがたまにきずです。以前スタッフに「まるで大リーグボール養成ギブスをつけている感じ」と説明したことがあります(巨人の星世代ってことがバレバレですね......)。当然ながらそんなギブスをつけたことはありませんが、我ながらこの比喩が気に入ってしまい、時折思い起こしては自分を鼓舞しています。
例えば「これしきのことで、なんでこんなに疲れるんだろう」などと思ってしまうと凹みもしますが、大リーグボール養成ギブスをつけていると思えば納得がいきます。しんどいときはトレーニング中なわけで、雨が降ったらスプリングにサビもつく......そんなふうに考えれば、いずれ本当に大リーガー並のスーパーな人になれそうな気さえしてくるから不思議です。単純なことは幸いなことです。
また文字通り怪我の功名もありました。何より病院の現場を身近で観察できたことは収穫です。
例えば病棟での新人看護師さんへのOJTの実態。その病院ではOJTリーダーのことをプリセプター、新人をプリセプティと呼ぶそうですが、当事者双方から話を聞くことができました。その他、病棟での5S活動、医療事故撲滅運動、電子カルテをめぐる病院間でのシステムの違いなどなど、いくつか興味深いことをうかがい知ることもできました。
入院が長かったせいで、いろんな患者さんと知り合えたことも貴重な経験でした。特にリハビリ病院では、さまざまな背景や事情を持った人たちと長期間にわたって生活をともにします。その中で考えさせられることが多々ありました。
昔から「あなたは転んでもただでは起きない人だ」とよく言われてきました。
このたびは実際に転んでしまったわけですが、この経験をぜひとも何らかのカタチで生かしていけたらと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。