入院中: 0と1の間
足のほうは順調に回復しつつありますが、手の方はびみょー。
それでも、腕の力とテコの原理を応用して、けっこう器用にこなせるようになってきました。我ながら上手いもんだと感心です。
ただ今、補助具無しでフォークに挑戦してますが、まだまだ大苦戦中。
入院13日め、先生が初めて握力計を持ってきて、こう言いました。
「最初はね、1、2kgだと思うけど、ガッカリしなくていいからね」
優しい先生です。私は顔を真っ赤にしてふんばりました。結果は「0」。
「あ......、ああ、大丈夫、これからだからね」
うーん、さすがに凹みます。けっこう身の回りができるようになってきたので、先生としても「0」はないだろうと思ったのでしょうね。答は物理学です。
それでも、自分の感覚としては進歩はあるのです。例えばウェットティッシュがなんとか引き出せるようになったし、ゆるい靴下ならはけました。握力が全く「0」ではできるようにならないでしょう。
0と1の間に、それなりの世界があるのです。
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補助具無しでフォークに挑戦 |
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