抜歯で目が腫れるパート2
親知らずの抜歯2回目。
前回、抜歯後まぶたが腫れました。体調が悪かったせいかもしれないので、今回は万全な状態で迎えました。
前回ほど緊張もせず、処置中は頭の中で歌を歌ったり、楽しいことを考えたりして、リラックスした状態で受けました。
ただ、先生からは「前回よりもさらに細かく歯を分断して取り出す必要があるでしょう」と言われていました。
そのせいなのか、抜歯後3日間は術後の腫れや痛みは前回より強く、微熱も出て、ぐったりとしてしまいました。とはいえ、その後の回復は順調でした。
季節は秋。風邪予防などでマスクをしている人も多いので、それに混じればほおの腫れも目立ちません。
それで気が緩んでいたのか、4日目の朝、少し寝坊したので急いでいたら足をくじいてしまいました。自分で思ったよりも重症で、くじいた左足はしっかり腫れて、数日間地面につけると激痛がありました。
歯を抜いた後は、何か腫れなければ治まらない性分なのでしょうか。それとも新たな痛みで歯の痛みを忘れたいのか......。
とはいえ、7日経っても顔は大丈夫でした。「足は痛いけど、顔が腫れるよりかは全然いいや」とほっとしました。
「今回は大丈夫そうだね」と「の」からも安堵の声が。
ところが、そうはいかなかったのです。
10日ほど経って、少し目の周りが赤く熱をもってきました。
数カ月の経験では、こういうときにすぐに針治療にいくと治るのですが、その数日はちょうど忙しく行けませんでした。
さらには家でも用事が重なり、睡眠不足も加わって体調も最悪でした。
週末はどこへもでかけず、夜も早めに休んでいたのですが、顔が少しずつ腫れてきているようでした。
そして休日があけた月曜の早朝。顔が痛くて目が覚めました。
鏡をのぞくと、なんとそこには知らない顔が!
まぶたは目が開かないほど腫れ上がり、ほおも熱をもち、皮膚もひりひりと痛いしかゆいし......。
とりあえずその日は会社を休んで様子を見ました。でも次の日もまったく状況が変わりませんでした。しかたなく内科へ行き、抗アレルギー剤と炎症を抑える薬などをもらって飲みました。
前回よりも腫れが引く日数はかかったものの、ひどい腫れは治まりました。でも、また前回と同じように目の周りが真っ赤になりました。そして、今回は1週間ほど経っても治まらず、日に日に範囲が広がってきました。目のまわりだけだった赤味は、ほおから口まで進んできました。化粧水やクリームで保湿をしても、ステロイド剤を使用してもあまり効果なく、5分後には乾燥して、ポロポロと皮がとれてしまいます。粉吹き芋のような状態でした。痛いしかゆいし気になるし恥ずかしいし。目の回りなのでマスクで隠すわけにもいかず、黒縁の眼鏡でちょっとカモフラージュしてみたりしました。
そんな泣きたい気分の毎日から救ってくれたのは、ある皮膚科医でした。
これ以上ひどくなったらもう外にでられない!と思って、近場で、女医で......と調べて行ってみた皮膚科で、処方された保湿剤を塗ったら皮膚のむけが落ち着き、3日後には赤味もとれました。
そこの皮膚科が特別な治療をしてくれたわけではありません。処方された薬もこれまで行ったいろんな皮膚科と似たようなものでした。でも一つだけ違ったのは、これまでの経緯や、薬を避けたい気持ちなどをきちんと聞いてくれたこと、そしてなぜその薬を使うのか、どのくらい使うのかを詳しく説明をしてくれたことでした。薬を避けている私も、それなら使った方がやはりいいな、と思うことができたことが大きかったと思います。
2回の抜歯後にひどい腫れが起こっているので、抜歯時に出された抗生物質が合わないのかもしれませんし、抜歯したストレスが原因かもしれません。
または、たまたまその時期に食べた物が原因なのか......結局なにもわからないまま、今も時々赤くなったり、かゆみを生じたりしているので、まだまだ安心はできない状態です。
とりあえず、再び漢方を始めることにしました。お金がかかっても顔が腫れるよりいい。
食品も限定して、原因を探すように努めています。
アレルギーが出るということは、それだけ抵抗力がある体だという説もあります。内側に毒素をためず、皮膚を通して体の外にだしているのだそうです。確かに、10年前まで体が弱かったときにはこのような症状はまったくありませんでした。
でも、ねぇ。やっぱりつらい。
病気というほどではないけれど、日々の不快な症状で悩む方は多いと思います。
でもへこたれずに、頑張りましょう。気長に。
抜歯翌日のほお。前回よりも腫れました | 腫れた瞼。 頑張っても3分の1しか開きません |
皮がむけてむけて...... 顔全体が真っ赤に |