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銀歯も長いお付き合い


[よ] 食・健康

夫は生まれてから30ウン年間虫歯になったことがなく、歯医者にも行ったことがないそうです。
それを初めて聞いたとき、世の中そんな人もいるんだと感心しつつも、とても信じられませんでした。
なぜなら、私は幼少のころからずっと虫歯とお付き合いをしてるからです。

思えば、幼稚園の卒園式の帰りにも歯医者に行った記憶があります。奥歯が虫歯になり銀歯をつめる治療をしていて、ちょうど卒園式の日にその治療も完了し、幼いながら「幼稚園も歯医者も今日で終わり」と思ったような......。
私は前歯はすきっ歯で虫歯にはなりにくいのですが、奥歯がいつも虫歯になってしまいます。
おやつでもキャラメルのような歯にくっつくタイプのお菓子を食べると、たまに「ガギッ」という、食べ物とは違う音がすることがあります。銀歯がはずれ噛んだ音です。
そんなときは取れた銀歯を詰める治療に通わなくてはなりません。だからなるべくそのような類のお菓子は避けようと思うのですが、友達につられて、また欲望のままついつい手が伸びてしまう意志の弱い私。

成長し永久歯になっても奥歯の銀歯とのお付き合いは続いています。
3年前、妊娠中に切迫流産になり絶対安静で入院中にも、食事中に「ガギッ」と異物を噛んだ音が!またもや銀歯が取れてしまいました。しかし、そのときは自分で歩くことはトイレ以外禁止されていたので、歯医者に行くなんてとんでもない話です。病院の向かいに歯医者はあったのですが、そこはビルの2階なのにエレベーターがなく、行くとしても車椅子に乗って看護士に連れていってもらうしかありません。
「よりによって安静の身のときにはずれなくても......」と途方に暮れましたが、とても親切なドクターで幸いにも私のベッドまで出張治療に来てくれることに!異例のベッド上の応急処置により、なんとか出産までこぎつけました。

治療で痛い思いをするたびに誓います。「今度こそ毎食後歯を磨いて、二度と治療しなくてもいいようにするぞ!」
しかし、その誓いは翌日にはたいてい破られてしまいます。
常に何かを食べている生活をしている私にとって、食後の歯磨きは、一日中歯磨きをするのと同じこと。「どうせまたすぐに食べるんだから、次に食べたら磨こう!」とズルズル時間が経ち、結局は朝晩の歯磨きが精一杯というのが実情なのです。

先日娘の歯科検診があり、ドキドキしながら区役所に行ってきました。
1歳半検診のとき、現在虫歯はないけれど虫歯になりやすい性質ということが化学テストで判明し、3歳まで3カ月ごとチェックしましょう、ということになったのです。
まだ自分で歯磨きできない子供の虫歯は、親の責任。おまけに夫は自分に虫歯がないぶん、娘が虫歯になるのも絶対に許せないようです。つまり、虫歯になったら歯磨き担当の私の責任ということになってしまいます。
娘の歯科検診は自分の検診よりも緊張するのですが、今回は虫歯もなく順調とのこと。大喜びで安心した数時間後、夕飯を食べていると、またもや「ガギッ」という嫌な音が!まちがいない、今噛んだのは銀歯です。
また取れてしまいました。娘に虫歯がなくて良かったね、と喜んだその直後に。

ということで、また歯医者に通うことになりました。
まだ幼い娘をそばに待たせて診療台に上がるのは非常に危険なので、夫の休みに娘を預けての治療、かつ治療代もバカになりません。
夫に「なんでそんなに虫歯になるかねえ」とあきれられながら、自分のへそくりで肩身狭く治療しています。

歯のトラブルは虫歯のほか歯周病など怖い病気も多いようです。最近はそうならないために歯垢を定期的にクリーニングしてもらったり、家で歯の手入れができるグッズもたくさん出ているようですね。
6月4日は「虫歯予防デー」。これからはその「予防歯科」も頭に入れ、なるべく治療で痛い思いをしないよう家族でがんばりたいと思います。

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