大きな絵を描こう!
先月、あるイベントに娘と一緒に参加しました。
それは、「大きな絵を描こう!」というイベントで、代々木公園で3メートルくらいの布に絵を描くというもの。
当日は、とても爽やかで気持ちのよい気候の日で公園に着くとピクニックをしている人、楽器やダンスの練習をしている人などで賑わっていました。
主催者のYさんがおすすめの場所という西門の方へ行ってみると、あまり人がおらず静かで落ち着く場所でした。そこで、画材道具を広げて準備ができると、さっそくスタート!
「それでは、自由に描いてください。何を描いてもOKです!」と言われたものの、真っ白な大きな布に描くのは、ドキドキです。
まずは、アクリル絵の具に多めに水を入れて溶いたものをはけで布に塗っていきました。すると布によく馴染み、徐々に色んな色を重ねていくと、独特な色の混ざりやグラデーションができ、とてもきれいでした。
始めは少し控えめに描いていましたが、だんだん勢いがついてくると大胆な筆使いになっていきました。こんな感覚は、久しぶりです。
一方、娘もまだ慣れていない筆ではありましたが、しっかり握って自由に描いていきました。
「きれいな色だね」「そういう色が好きなの?」と声をかけてもらうとにっこり。手のひらや足の裏に絵の具を塗ってペタペタしたり、布にマスキングテープを貼り、色を塗った後にはがしてできた形を楽しんだりもしました。
子どもたちは、1時間もすると飽きてきた様子で、休憩でおやつタイムを挟みながら、ゆったりと描いていきました。
そして2時間が過ぎた頃、作品が完成!大きな布は、いろんな色が混ざりあって深みのある世界に仕上がりました。筆のタッチによっても雰囲気が変わります。
「この色の混ざり具合は、絶妙だね」
「夕焼けみたいな色だね」
「手型のペッタンは、まるで紫陽花みたいだね」
など参加者たちで感想を言い合いました。
イラストレーターでもあり美術講師でもあるYさんのコメントも新鮮でした。
娘が選ぶ色から娘の心理状態も見てくれていたのです。
今のところ、特に問題はなさそうで一安心。
そして、しばらく絵の具を乾かした後、その布を参加者の人数で裁断して持ち帰りました。
Yさんいわく、「何かフレームに入れて飾ったり、一度水洗いをしてポーチやブックカバーなど何かの生地にしても面白いですよ」とのことでした。
近々フレームを買いに行き、作品を家に飾ってみようと思います。
色彩感覚が豊かになり、気持ちものびのびとする心地よい時間でした。
真っ白な布にドキドキ。 | 自由に描いていきます。 |
手のひらでペタペタ。 | はだしでペタペタ。 |
独特な色の混ざり具合がきれいです。 | 筆のタッチでも雰囲気が変わります。 |