Jリーグ観戦デビューともう一つのデビュー

2016年 09月 21日
［ね］ イベント

長男が地元のサッカーチームに入団して3年半。
当初は、にわかサッカー選手とにわかサッカーコーチ（私）でしたが、お互いに少しずつ経験を積みながら、なんとか「らしく」なってきました。

しかし、このところ長男のサッカーに物足りなさを感じていました。
身体的にも技術的に成長しているのですが、「気持ちを乗せたプレイ」が感じられなかったり、リーダーシップが発揮できなかったり、見ているこっちが歯がゆい気持ちになる試合が多くなっていたからです。

そんなある日、長男が「プロのサッカーを見てみたい」とつぶやきました。
なるほど、少しでも本人の刺激になれば、と思い、Jリーグの試合を観に行くことにしたのですが...
実は私自身は大の野球ファンで年に10回は野球観戦に行くくせに、偉そうにサッカーを語っておきながら、プロサッカーの試合を生で観たことがありませんでした！
正直いってJリーグのチームもあまり知りません。テレビで観る日本代表は海外チームの選手ばかりだし。
そのため、特に好きなチームや選手がいるわけでもなく、私自身が観たいという気持ちになる試合がありませんでした...。

途方に暮れていた時、ふと、ある選手のことを思い出しました。
実は長男の所属チームOBに唯一のJリーガーがいます。
現在はある地方のJ3チームの所属なのですが、一度だけ長男も練習を見てもらったことがありました。
さすがプロ選手、他の子どもたちも憧れのまなざしで、目を輝かせていたのが印象的でした。
調べてみると近々近郊のスタジアムに遠征試合で来ることがわかりました。

さて試合当日。ゴールキーパーのOB選手はスタメンで出場とのアナウンス。一気ににわかファンに変身する私たち。
J3といいながらもさすがプロの試合。選手のスピード、キック力は迫力があり、身体を張ったプレイに子どもたちも興奮。
また人数は少ないながらも地元サポーターの応援と一緒になって盛り上がりました。
OBのゴールキーパーは素晴らしいセーブで相手のシュートを防ぎ、後半87分の終了間際に味方選手の見事なボレーシュートでゴーーーーーーーール！！
見事、試合に勝利し、私たちは意気揚々と引き上げたのでした。

さてこの試合が刺激になったのは、長男だけではなく、ついに次男もサッカーデビューすることに。また一人にわかサッカー選手が増えたのでした...。