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こんな母の日


[よ] イベント

今年も母の日が終わりました。
いつも5月の連休が終わったすぐ後にあるため、バタバタしているうちつい抜けてしまいそうになるのですが、普段迷惑をかけっぱなしの「娘」もここだけは外せません!毎年、両家の母親にささやかながらカーネーションの鉢植えを送っています。(最近は早めに発送手配をする知恵もついてしまいました......)

実は私にもサプライズでプレゼントがありました。6才の娘からです。
今年の母の日は夫が仕事で不在とわかっていたため、夫と娘は私がいないときに前もって2人で買い物に出かけプレゼントを用意してくれたようです。
夫は5月5日から出張でしたが、夫が出かけたとたん、娘はさっそく事実を告白。一応内緒話のつもりか、小声で、
「あのね、この前お父ちゃんとね、母の日のプレゼントを買いに行ったんだよ。でもね、まだ内緒で渡せないから、奥の部屋の押入れの高い所にお父ちゃんが隠してくれたんだよ。母の日が来たら母ちゃんに取ってもらって渡してね、って」
「でも私ね、ほんとは今あげたいんだよね。すごく可愛いハートのアクセサリーを選んだから、母ちゃんに見てほしいんだよね......」
「ねえ、今あげたいから、取りに行ってもいい?」

話しているうちに感情がエスカレートしたらしく、今にもプレゼントを渡されそうな勢いです。
でも、ここは娘と父との約束。私も見たい気持ちをグッと抑え、
「その気持ちもよくわかるけど、せっかくだから母の日まで待ってもいいかな?」
「大丈夫、プレゼントはなくならないよ。お母さんは母の日が来るのを楽しみに楽しみに待っているからね!」
「あ、そうだ!オヤツを一緒に作ろうか」
などと懸命になだめ、他に気を引き、なんとかその場はおさまりました。
その後の数日間もときどき「プレゼント、あげたいな?」とぼやいていましたが、私も聞かぬ振りでなんとか母の日がやってきました。

さて当日朝、いつも見ているテレビアニメがちょうど母の日の話題だったこともあり、アニメを見終えた彼女は、高い場所に手が届くようイスを持ち、一人で押入れに取りに行きました。

やっと出番が来たプレゼント。
無事に当日に渡せ、大きな役割を終えホッとした表情の娘。
私も「今日まで待って良かったな」と一安心です。

ところで、世間ではまだまだ「母の日=カーネーション」のイメージが強いようで、何も知らない娘もテレビや店先からなんとなく情報を得ているようです。
午後から出かけた公園で「今度はカーネーションをあげるからね」とすまなそうに作ってくれた野の花を集めた小さな花束は、私にはとても心に残る花束となりました。

メッセージカード 野の花の小さな花束
娘からのメッセージカード 野の花の小さな花束
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