大人の遊び☆ハロウィーン!
高校生のころからの親友に誘われて、浅草トライバルビレッジのハロウィンイベントに参加してきました。その名も「魔女たちのコスプレナイト」。私も金髪ヅラつきの魔女ハットを[ひ]から借りて参戦してきました。
こぢんまりした会場ではありますが、気合いの入り方が独特です。とにかく女の子&お姉さん方が仮装を頑張っている。豹柄ラムちゃん&クイーンデビルのペアはルームメイトで、二人で衣装合わせをしたのだとか。自作のスチール製ロッドはかなりの重量です。
友人「今日も仕事明けでしょ?」
デビル「そうなの、準備が終わらなくて昨日も寝てないんだよね?」
仮装&会場デコレーションにかける熱意、そして徹夜明けにもかかわらず率先してイベントを盛り上げるこのエネルギー!すごいです。
ほかにも、黒マントに網タイツのDJ魔女。☆型スパンコールの眩しい黒覆面。(男性による)女装などなど。私の友人は青あざの痛々しいお岩を演じておりました。
かぼちゃメイド姿の女の子と話していたところ「旦那さんに、警察につかまるよって言われちゃいました?♪」とのこと。
私「えっその格好で来たの!?」
メイド「上着は羽織ってたんですけど、ドキドキでした?」
確かにそのスカート丈はギリギリでした。警察はともかく、変質者に狙われないか心配です。
誘ってくれた友人(お岩)とは、十年来の付き合いになります。高校生のころ一緒に川崎ハロウィンのパレードに並び、先導カーのスピーカから大音量で流れるテクノに合わせ、頭を振り乱して踊っていたあの頃からはや十年。
やることが変わっていない。
しかも、前より徹底している......。
そういえば十年前の川崎ハロウィンでも、パレードのあとにクラブチッタで仮装コンテストを開催していました。私たちが参加した年に最優秀賞として選ばれたのは、「巨大ペンチ」に扮した会社員。たしか発泡スチロールだったか段ボールだったか、そういった素材を扱う会社の方だったと記憶しています。全長2メートルの張りぼてペンチはパレードの中でもひときわ目立っていました。
当時高校生だった私は、「社会人にもなって巨大ペンチ男か......」と冷静に考えたものです。しかし今思うと、あの仮装は自前の技術を尽くし、会社PRまで兼ねた「本気の遊び」だったのかもしれません。確かに、高校生の仮装では太刀打ちできない迫力がありました。
十年前に看護婦のコスプレをしていた友人(お岩)は、今では国家資格を持った本物の看護師になりました。当たり前ですが、もはや遊びではありません。文学少女として鳴らしていた私も、真面目に業務マニュアルの文章を書いています。
大人になると、遊びと本気の境がなくなってくるのかも。それってすごいな。......などと思ったハロウィンの夜でした。
私は風邪気味だったこともあり、早めに退散してしまいましたが、その後は明け方まで歌って踊って大いに盛り上がったそうです。
帰りの電車にも、仮装帰りとおぼしい女性がちらほら。今年はハロウィンが土曜日に当たったので、例年になく盛り上がったのかもしれませんね。
来年は久しぶりに川崎ハロウィンを見に行ってみたいものです。
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