ハンドベル部再結成
先週末の1月20日は、スタッフ[ひ]の結婚式でした。
その晴れの日に向けて、ナビゲートハンドベル部も3年ぶりに再結成しました。
[ひ]から正式に依頼を受けたのは11月だったでしょうか。先輩諸氏に気がねして、恐る恐るの申し出でした。
「......でも、皆さん忙しいのに迷惑じゃないでしょうか」と心配する[ひ]。
「え、皆さん? まさか自分は見てるだけのつもりじゃないでしょうね」とつっこむ私。
「え!?新婦は見てるだけじゃないんでしょうか。ふつう」と不意をつかれた[ひ]。
「あまーい!言ったが最後、やるに決まってるじゃないの」と追い込む私。
「えぇ?、は、はいぃ?......」と観念した[ひ]
そんなわけで、花嫁も(強制的に)入ってのベル部再結成です。
社内全員ではありませんが、女性スタッフは全員参加です。
ずっと育児休業中だったけど、近日復帰の[よ]が部長。
入社以来、今が一番忙しくて連日終電の[な]がコーチ。
曲決め、編曲、ベル割り、練習日程調整、立ち位置......、管理面だけでも、けっこうやること多いです。
3年前は部長とコーチ、そして私の3人だけで、メロディは主旋律だけだったのですが、今回は6人で演奏。
副旋律あり、伴奏ありでなかなか立体的な構成です。
通常の楽器では、主旋律と副旋律の担当は分かれていることが多いのですが、 ハンドベルは1人の人が主旋律や副旋律、伴奏部分を同時に受け持つことになります。 主旋律の「ド」を打った後に副旋律の「ソ」を打つ、そんな調子。これが、なかなかどうして難しいのです。
(......と、こう書いている私の担当は実に単純だったんですけどね)
それでも、3歳からピアノをやっていた人が2人、小中高とピアノをやっていた人が1人、 ブラスバンド部員だった人が1人いたことは、ベル部にとって幸運なことでした。
その中で、日頃上司である私がベル部ではなんと一番の問題児に......。まったく、まるで肩無しです。とほほほほ......。
コーチからも日頃の恨みとストレスを晴らすかのようにしごかれ、涙にくれた日もありました(ウソ)。
それぞれに超多忙の中、結局全体練習は3回しかできませんでしたが、1回につき3?4時間と結構ハードではありました。
1月に入って最初で最後の練習は、なんと式の前日。みんな不安な表情ながらも、でもまぁなんとか形になりそうかな。
そうしていよいよ本番当日です。
クラシックで優美な会場に登場したお似合いの2人。花嫁は、そのままゼクシーの表紙を飾れそうな、 いや「きれいなお姉さんは好きですか」のCMに抜擢されそうな美しさ。すてきな結婚式です。
さて、そんな雰囲気をますます高めることになるのか、台無しにしてしまうのか、 ついに我がベル部の成果が問われる時、ライトを浴びて緊張の瞬間です。
曲目は定番の「星に願いを」とドリカムの「ラブラブラブ」。
さぁ、ぎこちなくスタート、......そしてあっという間に終了。
結果は、満点とはいきませんでしたが、まぁまぁあんなものかな。
あるスタッフによれば、トリプルアクセルを飛ぶつもりが1回転になってしまった感じだとか。
まさにそう。ああ、もう1回飛びたーい。
実力(?)は十分に発揮できなかったものの、それもまた楽しです。多忙を縫ってやってよかったなーと思ったのは私だけではないと思います。
一緒に参加した新婦にとっても、心に残るいい思い出になったことと信じています。
でも、できればもうちょっと腕をあげて、心に響く音を奏でたい。
めざせノーミス! 次は誰の番?