あわて者の自分を反省した夜
最近失敗したこと、それは娘が突然発熱したのに「発熱相談センター」に電話もせず病院へ駆け込んでしまったことです。
こんなに騒がれている新型インフルエンザ、対策方法や取るべき行動など、もううんざりするくらいあちこちで報道されているのに、いざとなるとそのとおりに動けない自分を深く反省しています。
5歳の娘に症状が出たのは平日の夕方7時過ぎでした。
保育園に迎えに行き、一緒に軽く買い物をして、バスで帰宅しました。ついさっきまでとても元気で、欲しいのにずっと我慢していた大好きなキャラクターの弁当箱をやっと手に入れ、「明日はこの弁当箱にご飯を入れていくんだ!」ととても嬉しそうに話していたのです。
しかし、私が夕飯の準備を始めると、彼女はしばらくテレビを見ていたのですが、「お母ちゃん、目が痛いの」と訴えてきました。
いつも汚い手で目をこすっているので、私はつい「またバイキンが付いた手でこすったんじゃないのかな?それとも帰り道に蚊がいたから、目に入ってきたのかもよ」となだめてみましたが、「つむっても開けても痛いの。それに2つとも痛いのよ」と半べそ状態。
"目か......何かあって手遅れだったら大変!"
心配ではありますが食べたら案外ケロッと忘れるかも、と夕飯を食べさせようとしましたが、ほとんど手を付けずさらに痛がります。
あいにく夫は出張中で頼れる人はいません。まだ夜遅くならないうち、行動するなら今だ!
私は、まず横浜市の子供救急相談センターに電話で相談してみました。
「目が痛いそうなんです。原因として何か思い当たることはありますか?」
「両目となると、異物混入やこすったなどが原因とは考えにくいですね。今の時間、開いている眼科で救急外来は......」
聞くと、片道1時間以上かかる市内中心部。夜分に1人で娘を抱えていくには不安な距離です。
それなら、まずは車で5分の近所の救急外来に連れていこう!
念のため熱を測ったら38度を超えていましたが、そのときは「目が痛い」ということしか頭にありませんでした。
あわてて救急外来に飛び込むと、診療が始まったばかりなのにすでに冷えピタをおでこに貼った赤ちゃんが数人、みんな発熱したようです。
診察を待っている間、退屈しのぎに見ていた壁のポスターの中に新型インフルエンザのポスターを発見し、はじめて「あれ?もしかしてインフルエンザかも!」と気づく私。そこには「まずは発熱センターに電話しましょう」と大きく書いてあり、「そういえばそうだった」と青くなりました。
が、時すでに遅し。
診療結果はというと、目は結膜炎、そして喉の痛みから来る咳と発熱(咽頭結膜熱)ということでした。
翌日、かかりつけの小児科でもインフルエンザの検査を受け、陰性を確認、幸い今回は免れたようです。
しかし、秋から冬にかけて新型インフルエンザのさらなる流行が懸念されています。
「急に症状が出たとき、あわてずに的確な行動を取れるか」
私にとっては大きな課題となりそうです。
今回は病状も大したことなく、かえって自分の行動を反省する機会にもなりました。
<参考リンク>
■厚生労働省「新型インフルへの基本的対処」
最近店頭でもチラホラ復活してきたマスク! こちらはいざというときにあわてなくてもいいようにストックを始めました! |