子供だって「e-learning」
またまた子供の教材の話です。
わが家の財政はついていかないくせにいろいろなことに興味津々の私は、娘の教育関連のサンプル資料もチョコチョコ請求しているようで、忘れたころにいろんな教材のサンプルがやってきます。
だいたいはすぐに見る時間がなくて、しばらくしてから「あれ?これは何だったっけ?」とゴソゴソ開封することになります。 サンプル送付の業務もしていたのに、いざ自分が送られる立場になると情けないことにすぐには開封しないものですね。
あちこちで住所や電話番号など個人情報から犯罪が起きるご時勢、そんな中、自分の情報を簡単に提供するのも無用心ではあります。 しかし、昨年さくらの初節句のときに雛人形セールスのダイレクトメールが十数社から届き、「いったい誰がうちのデータを流したんだ!」と怒りつつも、ある程度の情報流出は仕方ないのかなあ、とあきらめた経緯があるのでした。
だから、信用できそうな会社にはサンプル請求をすることがあります。
昨年の大掃除のとき、やはり忘れかけていた封筒が出てきました。 開けてみるとCD-ROMが入っていて、どうやらパソコンを使う教材のようです。
1歳児がパソコン?(実際には2?3歳用なのですが) これもひとつの「e-learning」なのでしょうか......。
弊社でもオンライン実践ガイド「ドラセナ」という教材を開発していますし、興味はあります。 しかし、こんなに小さいのにマウスは使えるのか、何より小さな体でパソコンを見つめるだけで目が悪くなったり電磁波の影響を受けそう、そういった不安もあります。
でもまあやってみるか。
正月なのに何も予定がなかったわが家は、早速サンプルを試してみることにしました。
まず最初に主人公のキャラクターが出てきてナビゲーションをしてくれます。
プログラムはざっとこんな感じです。
・ある形のものにクリックすると、そのたびに形が変わる。
・ドラッグすると絵が動いて形も変わる。
・動く動物の映像に合わせて歌が流れる。
・クリックすると宝物探しができる。
などなど。
こちらのマウス操作によって「やったー、正解だよ」「残念、今度はこうやってみてね」などとキャラクターが話しかけてきます。 そのキャラクターや曲も子供が喜ぶツボに見事にはまっていて、実際のマウス操作は私ですが、そばで見ているささくらはキャーキャーと喜びの声をあげています。 そのほか、ぬりえのようなホームワーク用のプリントが達成度にあわせてダウンロードできたり、プログラムからメールで質問ができたり。
こういった映像の教材はDVDやビデオなど視聴するだけのものが多く、単に「見るだけ」になりがちですが、それに比べると明らかに反応が良さそうです。 自分でしたことに対して反応が返ってくる、参加できる。「双方向」なのは「一方向の受け手」に比べると楽しいのでしょうね。
驚いたのは、インターネットにつながっているからでしょうか、1枚のCD-ROMだから内容は同じはずなのに、日ごとにプログラムの順番や音楽などが少しずつ違うのです。だから操作するほうはいつも新鮮で、しばらくは飽きずに続けることができそうです。
これはいいものを見つけた!
一番興奮したのはまたまた私だったようです。
実はさくらはこの教材の対象年齢よりは小さくて、マウス操作ができない、問いかけの意味が理解できないなど、まだ少し早いようです。 ただこういう教材もあることを知っておくことは悪いことではないなと思いました。
テレビも2010年にはデジタル放送が開始され、「双方向放送」による「双方向番組」の時代がやってきます。どうやら家からクイズ番組やアンケートなどにも参加できるとか。
さまざまな場面で、これまでの「一方向での情報の受け手側」から「情報を共有し活用していく双方向」へ時代はシフトしていくのですね。
子供のくせに一丁前に「e-learning」しているわが子を見て、なんだか笑えました。
私も時代の流れに置いていかれないよう、こっそり勉強したいと思います。
これがマウスかあ、私でも操作できるかなあ。 | 次はどんなプログラムだろう、楽しみ♪ |