5Sの事務局は、推進組織のメンバーを具体的に決めて、初回の会合を開くことで、5Sの組織を立ち上げます。
5S活動の組織は、次のようなイメージとなります。
この組織は、企業や事業所の規模やしくみによってアレンジが可能です。また、実際の組織の中に多数の委員会や会議体、あるいはサークル活動があるはずですので、新たに5S用の組織を作らず、何かの組織に兼ねさせることも可能です。以下はそのアレンジ例です。
さて、「5Sの組織を立ち上げる」とは、推進組織のメンバーを決め、初回の会合を開くことを意味します。5Sに本格的に取り組むことが承認された時点では、承認組織と事務局、および全体の組織図あたりまでが決まっているはずです。そこで、次に推進組織のメンバーを具体的に決めて、必要な検討を開始していきます。
会合は、会議形式でも構いませんが、2日間程度の研修を開催し、5Sに関する学習と共通事項や調整事項の検討も同時にやってしまうのが効率的かと思います。事務局は、その会合で推進組織のメンバーに説明すべき項目を決め、その資料を作成するところまでの準備を進めていきます。
以降の解説では、推進組織のことを「5S推進委員会」と表現していきます。また活動の単位となる活動組織のほうは、部署、部屋、ライン、改善サークルなどが位置づけられますが、以降では「各部署」と表現していきます。
以降の解説では、推進組織のことを「5S推進委員会」と表現していきます。また活動の単位となる活動組織のほうは、部署、部屋、ライン、改善サークルなどが位置づけられますが、以降では「各部署」と表現していきます。