No.166
5Sで見えてくるもの

2017年初のナビゲート通信となります。
本年もどうぞよろしくお願いします。

私の中で、昨年を代表する一文字は「5S」でした。
数社の5S活動に関わらせていただいたほか、社内でも5S委員を担当しました。
その経験を通して、5Sは単に整理整頓......というだけでなく、
マネジメントや教育などの要素があるのだなとしみじみ思いました。

弊社への問合せも、5S活動に関するものが非常に増えています。
2014年から2015年にかけて約3倍、2015年から2016年は1.2倍、
今年の1月は中旬の時点で、昨年の1月の件数を超える勢いとなっています。

多くの企業さまでお悩みとしてあげられるのは、
「忙しくて活動する時間がない」や「周囲の協力が得られない」といったことです。

5Sそのものは、直接は利益を生みませんので、どうしても、期限のある業務が優先されます。
また、5Sへの理解が会社全体に浸透していないと、協力どころか抵抗に遭い、前に進めないこともあるかもしれません。

しかしそういった中で、どのように実行していくか。
時間の使い方を工夫したり、周囲に働き掛けたり......
その過程の中で、管理と教育と率先垂範を、継続していく必要があります。

弊社が注力しているOJTをはじめ、「人材育成」は遠からず5Sと繋がってくることに妙な感動を覚えました。

プライベートでも、No.155(2015年12月17日発行)で宣言したように整理整頓の年だったように思います。

2017年をすっきりと、自分も他人も心地よく過ごしたい、そんなふうに思っています。[ち]


弊社のホームページの「5Sコーナー」
 →研修や事例などいろいろご紹介しております。

紺屋の白袴(1)(「気まぐれ歳時記」より)
 →弊社で5Sを始めるにあたっての奮闘記です。

紺屋の白袴(6)(「気まぐれ歳時記」より)
 →(1)の続きです。


◆◇事例:「教えること、教わること」-身近なケース集-◇◆(2017.01.24)


○偽物のエプロン

→ミスを挽回する(なかったことにする)ことばかりに気をとられ......。


◆◇研修News&Topics◇◆  (2016.12.08 - 2017.01.23)


○国際学習到達度調査(PISA)で日本の15歳の読解力は8位

→「読解力」においては前回調査の「4位」から「8位」へ。


○中小企業のための育児・介護支援プラン

→育児・介護プランナーが無料で企業を訪問し支援します。


○平成28年障害者雇用状況の集計結果

→障害者雇用が過去最高を更新しました。


○「はたらく母子家庭・父子家庭応援企業表彰」の公募開始

→2月3日(金)締切で、3月に表彰企業を発表予定です。


○セミナー「精神障害者と共に働く」を開催

→2月14日(火)都内にて無料で開催予定です。


○働く人に安全で安心な店舗・施設づくり推進運動

→労働災害を防止するため、各種取り組みが始まります。


○『生涯現役社会の実現に向けたシンポジウム』

→1月25日(水)都内にて無料で開催予定です。


○雇用保険:65歳以上の方も適用対象となりました。

→雇用保険料の徴収は、平成32年4月より開始予定です。


○2016年人事・労務に関するトップ・マネジメント調査結果

→「若年社員の定着」について、改善の取り組みの必要性を感じている企業は70%以上。


◆◇社員ブログ:「気まぐれ歳時記」◇◆


○肉!肉!肉![ゆ] (2016.12.16)

→2016年の弊社の忘年会。いざブラジル料理へ!


○2017年版スケジュール帳(無料)[ち] (2016.12.21)

→毎年恒例となった弊社オリジナルのスケジュール帳。初めての方も、リピーターの方もぜひ!


○母の趣味[ゆ] (2017.01.19)

→[ゆ]の母がコツコツ制作に励むものとは......。


○新しい家族[ね] (2017.01.23)

→君がいれば、一石三鳥!


◆◇ビジネス基本用語集(現在1151語)◇◆


「評価」に関するベーシックな用語をご紹介。


-:-:-:-:-: ピックアップ! -:-:-:-:-:


○BCP(事業継続計画)(Business Continuity Plan)

BCP(事業継続計画)とは、災害発生などの緊急時に被害を最少限にとどめて事業を継続し、たとえ中断したとしても早期に復旧できるよう、あらかじめ作成しておく計画のこと。
具体的には緊急時の優先業務、役割分担、バックアップ体制、経営資源の迅速な確保手段などを定める。
また、この計画を経営戦略の一環としてうまく機能させるためのマネジメントシステムといった意味合いもあり、この意味を強調する場合は、特にBCM(事業継続マネジメント)とよぶ。
想定されるリスクとしては新型インフルエンザや地震、火災などがあり、企業がこれらに備えてBCPを策定しているかどうかは、国内外での企業評価や株価にも影響すると考えられている。


○BCM(事業継続マネジメント)(Business Continuity Management)

BCM(事業継続マネジメント)とは、BCP(事業継続計画)を管理運営するためのしくみのこと。計画の立案・実施・評価・見直しといった、いわゆるPDCA(Plan・Do・Check・Action)のマネジメントサイクルを回すことで、緊急時にBCPがうまく機能するように最適化を行う。
通常、企業はBCPを経営戦略の一環として策定する。
これにより、緊急時には事業を首尾よく継続することで企業価値の低下を防ぎ、平時にはBCPを備えていることで企業価値の向上につながることが期待されている。
また、こうした事業継続への取組みが他企業から信頼を得るには、BCPを社内に定着させるべく日頃から教育・訓練を行うことと、経営者自らがその管理運営に積極的に参加する必要がある。


○コンティンジェンシープラン(contingency plan)

コンティンジェンシープランとは、起こりうるリスクを想定して、通常の計画とは別に緊急時の対処や手続を定めた短期的な経営計画のこと。企業はもとより、行政体も策定する。
不測事象対応計画や状況対応計画、シャドープランなどともよばれる。
「コンティンジェンシー」は「偶然;偶発事」を意味する言葉。
平時にこれを定めておくことで、緊急時に迅速な対応ができるようになる。
想定されるリスクとしては、政変や株価暴落、自然災害のほか、テロリストによる攻撃などがある。

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