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タスクフォース

更新 2003.10.23(作成 2003.10.23)

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タスクフォースtask force
特定の課題を達成するために一時的に設置される組織のこと。任務組織、特別作業班などと訳されるが、もともとは軍事用語で「機動部隊」を指す。
通常、タスクフォースのメンバーは組織内の各部署から横断的に抜擢される。例えば新製品開発などにおいて編成されるケースが多い。課題を達成したらその時点でタスクフォースは解散となる。
プロジェクトチームもほぼ同義に用いられるが、プロジェクトチームのほうが比較的長期間にわたる大きなテーマを扱う場合が多く、タスクフォースは緊急性の高い問題の処理にあたる場合が多い。
タスクフォースの長所は、柔軟かつ速やかに問題に対処でき、一定期間にエネルギーを集中するため、高い成果が期待できる点にある。
短所としては、タスクフォースで獲得された新たな知識・情報が、タスクフォースの解散とともに消滅し、組織に浸透しづらいという点がある。
このようなタスクフォースの対局にある組織形態として、官僚制組織(ビューロクラシー)に代表されるヒエラルキー型組織がある。
これは、安定した状況において定型的な業務を効率的に行うことには長けている。一方、個人の意欲や自発性を妨げ、急激な環境変化には対応しづらいという弱点がある。
一橋大学の野中と竹中はその著『知識創造企業』(1996年)において、これからの組織的知識創造に最も適したマネジメントスタイルとして、ミドルアップダウンを提唱している。そして、それが機能するための組織構造として、ビューロクラシーとタスクフォースを統合し、上記にあげたような相互のメリットを融合した組織の必要性を論じており、それを「ハイパーテキスト型組織」と呼んでいる。

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